精油のイメージング
今日は所属するアロマの協会Essence of Heal®（エッセンスオブヒール、以下EoHと記載します）の定例会でした。
EoHのアロマセラピーは自分の本質につながることを大切にしており、「覚えるアロマ」ではなく「感じるアロマ」ということで体感を重視しています。その一環としてレッスンでは精油のイメージングを行うのですが、協会の定例会でも毎回メンバーと精油のイメージングをしています。
精油のイメージングって何やるの？と思われる方もいらっしゃると思いますが、香りを嗅いで自分の内側に広がるイメージをスケッチブックに描きだします。
アロマが好きで、普段の生活に取り入れていらっしゃる方でも、意外と鼻先だけでしか香りを嗅いでいません。さらっと嗅いで「好き」「嫌い」と判断して、好きだと感じた香りを使う。それが悪いというのではなく、香りを使って自分と向き合う場合はもっとしっかり香りを取り込みます。
まず、呼吸のワークをして心身を調え、リラックスさせます。
それから精油のついたムエットを鼻先に持っていき、香りを身体全体に巡らせます。
香りが通りにくいところ、詰まる感じがするところ、暖かく感じる、冷たい感じがするなどの体感があったり、過去のことを思い出したり、色やシンボルが見えたり、メッセージが降りてきたりと人によって、時によってさまざまな反応があります。
今回はグレープフルーツ精油でイメージングをしたのですが、面白いなと思ったのでシェアします。
グレープフルーツ精油からのメッセージは「選り好みしないで与えられたものを丸ごと受け取って」
グレープフルーツの精油は、今までの何回もイメージングしたことがある精油ですし、普段からもよく使う精油のひとつでした。
ところが、いざイメージングに入ると、なんだかグレープフルーツ精油独特の「苦味」がすごく鼻につきました。今までそんなに気にしたことがなかったのに、あの苦い感じが今日はとても気になって、「嫌だなあ」と思いながら香りをかいでいました。なんならしかめっ面になってたかも、というくらい「うーん…」と思っていました。
そんなとき、ふとメッセージが降りてきました。それが「選り好みしないで与えられたものを丸ごと受け取って」でした。
「これはいいけど、あれはイヤ」という選り好み
そう、今回私はグレープフルーツ精油に含まれる独特の苦みを「イヤだなあ」と感じて、「この苦味、ない方がいいんだけどな」と思っていました。でも、その苦味も含めて「グレープフルーツの香り」なんです。むしろその苦味が「個性」につながったりします。
それを私の勝手なジャッジや好き嫌いで「必要／必要でない」とか「これはOK／これはNG」と選り好みせず、そのままを受け取ることが大切なんじゃないかなと思いました。
もちろんこれはグレープフルーツの香りにだけ言えるのではなく、自分自身についてや他者、それから起こる出来事全てに対して言えることじゃないでしょうか。
ついつい快／不快でジャッジして、快な体験はウエルカムだけど不快な体験は避けたいと思うのが人の生存本能です。
でも、快だけだと魂が進化しない。葛藤したり悩むからこそ私たちは成長するし、進化するんだということを思うと、不快な体験もすべてがギフト。ありとあらゆることをギフトだと捉えることができて、味わいつくすことができたら、こんな豊かな人生はありませんよね。
選り好みせず丸ごと受け取ることが豊かな人生につながる、そんなことに気付かされたイメージングでした。
同じ精油をイメージングしてもその時の自分の状態で受け取れるメッセージは変わってくる
私たちは常に変化しています。そして毎日、毎時間、毎秒進化しています。
なので、同じ精油をイメージングしても受け取るメッセージは全然変わります。もちろん人とも違います。
今回私はグレープフルーツ精油の「苦味」から、深いメッセージを受け取りましたが、それは私に今、必要だったからなんですよね。今までの私だと気が付かなかった、頭では理解できても深い理解にはつながらなかったんじゃないかなと思います。「今の自分」に必要なメッセージを受け取ることができるのもイメージングの面白さです。
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