ネイリストの独立

経営ゲーム
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不安だったけど流れにのる

お世話になっているネイリストさんが

最近独立されました。

以前から、自分でやればいいのにという話をしていて

ご本人も「そういう考えはあるんですけどねえ…」と

その気はあるものの

なかなか自信が持てず踏み切れずに月日が経っていました。

ところが意図しない流れで

雇われていたサロンを辞めることになり

散々悩んだ挙句に自宅サロンをオープンすることにしました。

もともと務めていたサロンと

新しくオープンする自宅サロンは

結構距離が離れていたのもあって

今まで来てくれていたお客様は

そんなに来てくれないだろうと思っていたそうです。

実際、私も家から近いからという理由で

最初はそのサロンを選んだので

移転先を聞いて「えー…遠い」と思いました。

ご本人も「独立する流れがやってきた気はするけど

本当にやっていけるのかな」とすごく不安だったそうです。

そしていざオープンしてみると…

思った以上にお客様が来てくれて

それなりに繁盛しているようです。

(私も通ってます(^O^)/)

うまくいった要因

ということで彼女の独立がうまくいった要因を分析してみます。

まずうまいなと思ったのが価格設定。

ネイルって、一度やり始めると基本的には

毎月通う必要があります。

なので1度来てくださったお客様は

リピートして下さる可能性の高い方です。

しかも毎月リピートです!

そして、ネイルってニーズが様々で

例えばお堅い企業のOLさんだと

そんな派手なネイルにはできません。

色も装飾もシンプル限定です。

そしてシンプルなネイルに

毎月そんなにお金をかけられないというのも

正直な気持ちでしょう。

その一方で、ネイル大好き!とか

夜のお仕事などされている方で

凝ったネイル、派手なネイルにしたい!

という方であれば

それなりの金額を出してもいいよと

思いますよね。

それから普段はシンプルネイルでも

イベント時にはお金をかけて

凝ったネイルにするぞ!

ということもあるでしょう。

いずれにしてもネイルは

リピート(しつこいけど、毎月!)が

見込めるサービスなので

単価を下げても大きなダメージにはなりません。

そして彼女は価格設定がとてもうまかった!

まず地域的な平均価格よりすこーし安くしたのです。

安くしたところで

以前は雇われスタッフだったので

当時の時給と比べるとはるかにベースアップになります。

彼女自身、若いのもあって

あまり欲張らなかったのが良かったと思います。

これまで書いてきたように

高単価商品を売るためには

経営者の「器」が必要です。

年齢、ネイリストとしての経験、

そして経営者としての経験を考えると

彼女はまだまだ伸びしろがあります。

そういう意味では若く早く独立したのは

とても良かったなと思います。

そしてもうひとつ。

お客様のニーズにとても細かい対応をしてくれます。

たとえばシンプルなネイルしかできないお客様。

でも、薬指の爪だけストーンを乗せたいとか

フットネイルで親指だけ装飾したい、

なんて要望にも

ラメだと1本の指につき50円プラスとか

ストーンは小さいのなら1コ50円プラス、

大きいものなら100円プラスなど

とてもきめ細かい対応をしてくれます。

シンプルネイル希望でも

やってるうちに「もうちょっとやりたい」という

気持ちが出てくるのは珍しくありません。

そのあたりのお客様の気持ちを

よくわかっているなと感心します。

ただ、それは、彼女の経営センス云々ではなく

「私、ネイル大好きなんです!」という

その言葉に集約されてるなと感じました。

今後のことを今から考える

ただ、今のやり方でずっと上手くいくかというと

ちょっと厳しいかなと感じます。

特にライフスタイルの変化にともない

仕事のやり方や場所、時間などは

考える必要が必ず出てきます。

どうするかは色々考えられるパターンがありますが

まずは経営者としても器を育てること

それに尽きます。

その育て方は経営ゲームで学ぶことができます☆

ゲーム中に得られる気付きや学びの中には

今はまだ響かないこともあるでしょう。

(実際私も最初の頃は全然ピンとこないものもありました)

しかし地道に経営を続けていくうちに

「あー!こういうことか」と

腹落ちするときが必ずきます。

そのときまで

コツコツと目の前のお客様に向き合っていきましょう。

なにごとも一足跳びにはいかないなと

つくづく思う今日この頃です。

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