もらう=ないから
不思議なもので、雇われて仕事をしていたとき
私の知人、友人はほとんどが同じように雇われて仕事をしている人ばかりでした。
自分で仕事をするようになった今、
同じように自分で仕事をしている人との縁を次々といただき
気が付けば周りには自営業者やフリーランスの人ばかりになりました。
仕事の規模はまちまちですが
中には人を雇って何億という売り上げをあげている社長さんもいらっしゃいます。
代々経営ではなく、一代でそれだけの会社を作った社長は
やはり考え方、物の見方が「普通」ではありません。
当然、それだけのお金と力を持っている人の周りには
良くも悪くもいろんな人が集まってきます。
イヤな言い方になりますが、おこぼれにあずかろうとする人も
それなりに寄ってくるんだろうなあと余計な心配をしてしまいます。
その社長が言うには
「みんな神社にいって色んなお願いごとをするだろ?
あれは自分に力がないと思っているからお願いごとをするんだよ。
お願いごとしている時点で無力ってことだ」そうです( ´艸`)
ホントそうですねえ。
自分で叶えられると思っていればお願いなんてしませんからね。
で、「もらう」のは「ない」からで
「与える」のは「ある」からだそうです。
ごもっとも。
そしてその社長は
「金はもらうものではない。与えるものだ」とおっしゃいました。
かっこいー!!!
お金がないときどうするか
でも、そんな社長でも経営していれば
良いときばかりではありません。
そもそもですが、その社長は自分の欲レベルで
お金を使う感じではないのが見ていてわかります。
ブランド物なんて持ってないし
服もTシャツとかシャツを2、3枚をいつも着まわしていて
靴も基本的におなじもの。
車は国産車(ちょっと良い車ではありますがレクサスとかではありません)
強いていうなら、フルーツは良く食べていらっしゃるなあという感じで
スタッフさんが言うには「社長は自分のためにお金使わないんですよ」とのこと。
恐らく個人的欲求は叶えつくしたんだろうと思います。
(若いときはそれなりに豪遊されたようです)
基本的にお金の計算は全然しない社長らしく
自分の使命を果たすために、どんどん使うそうで
売上はあるのに、会社にお金は全然残らないとスタッフさんが嘆いていました(笑)
なので、ちょっとなにか入用があると「わあ!お金がない」という状況になるらしいのですが
そんな時、その社長はどうするかというと
「もっと使う」んだそうです。(スタッフさんは嘆いていました( ;∀;))
その理由は、お金がない!と思うと普通の人は節約して出費を少なくしようと
「守り」に入るけど、その守りに入る意識がダメなんだということらしい。
そして実際、不思議と入ってきてなんとかなるとのことです。
なるほど…。言ってることはわかりますが、実際は怖くてなかなか実行に
移せない人がほとんどではないでしょうか。
でも、そういう「意識」の違いが、立場や取り巻く状況の違いにつながるんだろうなと思いました。
「ない」現実と「ある」現実
お金がないときに、節約して出費を少なくするのは
「ない」と思っているから。
社長は「お金はある(これからも稼げる。入ってくる)」と
思っているから守りに入らず、あえて使うことができるんだろうと思います。
でも、私たちはなぜ「ない」と思っているんでしょう?
なぜ「これ以上稼げない、入ってこない」と思っているんでしょう?
「ない、ない」と思っているから「ない」という現実が
「あるある」と思っていると「ある」という現実がやってくるのは
意識の仕組みを考えると当たり前のことです。
その社長を見て、本当に意識の使い方は大事だなと感じました。
私もついつい「ないない」の世界の住人になりがちですが
「あるある」世界の住人になるべく
「ある」を意識して過ごします☆