改めて経営ゲームのすごいところはこんなところ

経営ゲーム
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今日は改めて、経営ゲームのこんなところがいいと私は思ってインストラクターになりましたというのをまとめてみようと思います。

競争原理じゃない

もう結構前になると記憶していますが、小学校の運動会で生徒に優劣をつけるのを避けるために、かけっこでみんな一緒にゴールする…という都市伝説なのか実話なのかわかりませんが、そんなことを小学校でやっているということが話題になったことがありました。

それは平等とは違うんじゃ?と思いますが、そもそも競争原理というのは集団が必要とする資源が限定されているという前提で、それを獲得するために競争して、優秀なものが限定された資源を獲得できるという考え方です。

私が思うに、ひと昔前の「大多数の人が求める幸せが同じ」だったときは、企業のあり方もこの競争原理で運営される時代だったんだろうなと思います。

だって、多くの人が幸せとは「良い学校を出て良い企業に就職して良いパートナーと結婚して子どもを持って家を建てて年に数回旅行して」みたいなことをイメージしていたら、みんながそれを求めるわけですから。

でも、時代は確実に変わっていますね。それを感じている人も多いと思います。

価値観の多様化と言われますが、本当にその通りで「自分にとっての幸せは何か」に向き合って「結婚しなくても幸せ」「子どもがいなくても幸せ」「賃貸でも幸せ」「正社員じゃなくても幸せ」などなど挙げればキリがないくらい、多種多様な生き方をする方が増えています。

そうなると限られたパイを奪い合う時代ではなくなるので競争原理は必要ないと言えます。

そもそも競争原理だとどうしても上下、優劣が必要になってきます。たとえあるときに「上」「優」に入っても、その「上」の中でまた上下優劣が存在し、またさらにその中で上下優劣、さらに上下優劣、さらに…さらに、さらに…あーしんど…というのが本音ではないでしょうか。

もうそういうのやめませんか?という時代の流れが来ているのを感じます。

なのに、この競争原理は長い長い時間をかけて私たちにすりこまれてきたものなので、そうは言ってもなかなかそこから逃れられないのが現実なのではないでしょうか?

経営ゲームはそれを手放すのにとてもいいです。

なぜなら「在り方」が問われるからです。

最近よく聞く「これからは何を買うかではなく誰から買うかだ」というのもこの「在り方」を問うているのではないかと思います。

単なる知識や情報が欲しい人に、この経営ゲームは意味がないものになるでしょう。

でも、自分の在り方を見つめ直したい人にはかなり自分を深めるツールとなることと思います。

本当に必要なものが得られる

もしあなたが漁師になりたいと思うのなら、「釣れた魚」ではなく「網と船」を求めるはずです。

経営ゲームはその「網と船」にあたります。目先の利益を求めて競争原理で戦う在り方ではない、そして自分にとっての正解、成功法をみつけたい人にとっては本当に良いツールとなります。

そして自分が変化するとゲームから得られる気付きも変わるので何度受けても新しい気付きを得ることができます。つまり、その時その人にとって必要な情報がゲーム上に散らばっているということです。

私はゲームをするたびに「本当にこのゲームは良くできている」と思います。

ゲーム上の様々な縛り(たとえばスタート時の資金や借入した際の利息、コストの設定や手番の回数など)が絶妙で、経営感覚を養うのにとてもいいと思います。

現実でも資金は無限ではないですし、時間にも限りはあります。必要経費はかかりますし、売りたい商品が必ず売れるとは限りません。このゲームをうまくやれずに放り出してしまう人は、現実の経営も厳しいだろうと思います。

ぜひぜひ一度受けてみることをおすすめします。

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