私はアロマセラピーをきちんと習う以前も、趣味でやっていました。
趣味でアロマを楽しんでいた時代
それこそ今の時代、ネットで情報はタダで手に入るし、２０００円も出せば良い本たくさんあるし
別にわざわざお金出して習う必要なんかないよねと心の底から思ってました(;^_^A
で、当時も色々精油を買い集めていたのですが
結局使わないんです。だから特定の４～５本以外は全然減らない。
で、古くなって捨てる。
でも、ネットで安売りやキャンペーンしてるの見て、またつい買ってしまう
本を読んで〇〇に良い精油と書いてあるから買い足す
でもやっぱりお蔵入り…の繰り返しでした。
当時は精油を選ぶ基準もなく（だから安いという理由でネットで買うことがほとんどでした）
精油１００％と書いてあるからいいだろうくらいの基準で
当然成分分析表も読めないし、学術名も見てもわからないし(;^_^A
ただ、成分分析表が読めなくても学術名がチンプンカンプンでも精油を選ぶ基準を持っていなくても
特に不便を感じていなかったので、アロマを学ぼうなんて全然思わなかったです。
で、アロマをしっかり学んだ今は当時と見える世界が全然違うわけですが
「学んで良かった」と心から思います。
お金を出してアロマセラピーを学ぶ
やっぱり、ちゃんと学ぶと違う。どんなことでもそうですが、違います。
一番は、アロマが心理的な面に働きかけるということを実感できたことがやっぱり大きな収穫でした。
心理士として仕事をしてきた経験上、変化するって簡単なことではないんです。
病院に来られる方は、やはりそれなりに症状を呈して困りに困って病院に来る方がほとんどなので
「なんとかしたい！」という気持ちはすごく強いはずなんですね。
その中でも薬だけの治療ではなくカウンセリングを受けたいという方は自分が抱える問題の原因が
自分の中にあるということに気がついている方が多く「何とかしよう！」という気持ちを持っていらっしゃる…
にもかかわらず、なかなか向き合えなかったり、向き合っても否定したり、抵抗したり…と時間もエネルギーもお金もかかるなあと常々思っていました。
結局、人は誰しも無意識に今までのパターンを繰り返す生き物です。
特に不安からくる思考のときほどそうなります。
たとえそれが良くないパターンでも、です。
なので新しいパターンを作っていくことが必要なのですが、その際に今までのパターンを作った自分を
自覚して癒すことも必要になってきます。癒すってどうやって？ですが、感情を感じ切ることと大人の自分がその感情をしっかり受け止めてあげることです。
そのときにアロマはすごく役に立ちます。深い深ーい記憶を呼び覚ましてくれたり、感情というエネルギーに働きかけたりする作用があります。
アロマでセルフセラピー
一度コツをつかむと以後は一人でできるのですが、私もコツをつかむかでは意味わからん～と思っていました。
出るものって抑えると良くないというのはなんとなくわかると思いますが
お通じもおしっこも、汗や咳や鼻水や熱も抑えるのは良くないのと同じで
感情も抑えると変な形で出るようになります。
上から無理やり抑えて蓋すると横からうにょーっと出てきますね？あれをイメージしてください。
特に子どもの頃、抑えた感情や満たされなかった欲求が、うまくいかないパターンを作り上げるので
それを思い出して癒すことが必要になってきます。
アロマは、その「思い出して癒す」ということにとても良い仕事をしてくれます。
あと、感情が動いたときにアロマを嗅ぐ。
すっごい怒りながらそのイライラを感じながら香りを嗅ぐ
悔しい！悲しい！さみしい！
そういう日常生活で感情（いわゆる負の感情と言われる方）が動くときはチャンスです。
最初は何のことやらさっぱりわからないと思います。
いざやってみても、やっぱり腹立つわー！あいつめー！こんにゃろー！は変わらないと思います(笑)
特に自分が「正しい！」と思っているときこそ、このブロックや囚われに気付くチャンスです。
自分が正しいわけだから、相手が悪いに決まってる、だから私の怒りは正当なもの！と思いがちですが
自分が正しい、相手が悪い、で終わらないところがポイントです。
別にイライラする必要ないですよね？別に怒らなくていいですよね？
私は正しい、だから主張を曲げるつもりはありません（キリリ(｀･ω･´)）でいいはずなんです。囚われがなければ。
そこでイライラするというところが「わかってよ！」「あんたもそうするべき！」のような気持ちが隠されていたりするんですね。そこに気付くとすごく面白いです。
じゃあ、なんで私が正しいことをわかってもらいたいのか、相手も正しくあるべき！と思うのか、というのを今度は考えます。
これまた最初はさっぱりわからないと思います。「いや、そりゃーわかってほしいでしょ」とか「え？だって正しくした方がいいに決まってるし」とか、もう全然奥底の感情までたどり着かないです。
でも、何度も何度も自分に問いかけているとふっと沸き上がってくる感情や記憶に気が付きます。
そしてこれまた最初はなんでこんなこと思い出すのかわからないことも多いかもしれませんね。でも、その思い出した記憶や感情を抱えていると、「あ！そういうことか」とわかる日がきます。
長い時間かかって作ってきた自分のパターンなので、そりゃその理由に気が付いたり、新しいパターンを身につけるにはそれなりに時間がかかります。
でも、必要な時期に、しかも根本から解決できるので深い癒しと確実な変化が得られます。そしてこれは一生ものの知識になるので、本当にアロマを習ってよかったなあと思います。
玉ねぎの薄皮をはぐように、少しずつ少しずつ余分なものを取っていく…そんなイメージでしょうか。
それを繰り返すことで、囚われやこだわりがどんどん減って、でも本当に自分にとって必要なこだわりは残す。それはとっても軽やかな人生につながります。
なので、アロマを単に「良い香り嗅いでリラーックス」だけじゃあ本当にもったいないなと思います。人は誰しも抑圧した感情って持っているから、そこに無自覚なほど人間関係のトラブルや生きづらさにつながる出来事、環境を引き寄せてしまいます。
向き合うのは苦しい作業でもあるけれど、ゴールのある苦しさなら挑戦する価値があると私は思います。
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