「ない」「ない」の世界
もともと学ぶことが好きな私。
大人になってから色んな学びに
お金と時間を費やしてきました。
でも、せっかく色んなことを
学んできたにも関わらず
「学んで満足して終わり」に
なってました。
自分で仕事をするようになり
「これを学べば仕事に厚みが出る」
「この学びは仕事に+になる」
と思って学んだことでも
学んで終わり状態になっていました。
そしてまた新しい学びに興味が出るのです。
ある時さすがに「これはおかしい」と
感じ、これまで学んだことを
書き出してみました。
めちゃくちゃありました。
自分でもびっくりするくらい。
これで「まだ足りない」と思うのは
どう考えても自分の問題だと
ようやく、ようやく気が付いたのです。
結局は根っこに「私は十分ではない」という
「ない」の世界にいたのです。
十分じゃない私が何を学んでも
十分になることはなく
十分じゃない私が提供することなんて
価値がないという思いがずっとあったのです。
だからいつも心の奥底に
「こんなことを分かち合っても人は
そこに価値を感じてくれないんじゃないか」という
心配ばかりしていました。
人間にとって一番の喜びとは
それは一体なんでしょう。
恐らく「分かち合うこと」です。
自分の中に「ある」ものを
表現し、他の命とわかちあう
それが命にとって一番豊かであり
喜びであると私は思います。
もちろん「これいいよ」
「はい、どうぞ」とわかちあって
「いらない」とか「はあ?」と
言われることだってあるでしょう。
必ずしも分かち合ったものが
受け取ってもらえるとか、喜んでもらえるとは
限りません。
でも、それを心配して自分を表現しない人生
自分の中にあるものを分かち合わない人生より
「これいいよ!」と思った私の気持ちの方を
大事にする人生の方が絶対豊がで喜びに満ちている気がします。
これからの時代の仕事
これを分かち合うことが私にとって喜びであり、価値があること
そう思えることをやっていったとき、必ず他の命にとっても
豊かさ、価値があるはずです。
ニーズがあること、お金になることを考えるより
自分が何を提供したいかに集中すること、
自分が提供することで豊かさを感じることは何かを
さぐること
それがこれからの時代の仕事の在り方になるんじゃないかなと
思っています。