気付かずについついやってる無意識のパターン
経営ゲームは、本当にうまく作られています。ゲームをするにあたり様々な制約があるのですが、それは現実で経営するときも同じ。
手持ち資金が無限にあるわけではないし、従業員(自分一人なら自分)にお給料を払う必要はあるし、設備(自分の技術も含め)投資は必要だし、お客さんを開拓する必要もあるし、借金したら利息を払う必要があるし、人を雇ったらなかなか解雇できないし、自分が病気になるときもあれば、取引先が倒産したり、火事や盗難に合う可能性だってゼロではない…。
そんな様々な制約とリスクとたまにやってくるチャンスにどう向き合って経営を続けていくか、本当に自分が試され、自分が見えてきます。
何も考えずにやっていると、かならずピンチに陥ります。そこから感じたことは、良いときではなく「悪いとき」にどうするかがとても大事。悪い時というのは、ゲームでいうと手持ち資金が少なくなって倒産がチラつくときです。そんなの当たり前じゃん!って思うかもしれませんが、人は行き詰ったとき、余裕がなくなったときって、そんなに深く考えることができません。よっぽどの修羅場をくぐってきた人なら別ですが、多くの人はパニックになり、焦りと不安の中で選択をします。そしてこれはたいてい上手くいきません。悲しいかな、これはほとんどの人に当てはまることです。
そもそも、ゲームが行き詰ると楽しくなくなります。「つまんない…」と思います。ただ、ゲームならつまらないからやめようという選択が取れても、経営となるとそうはいきません。なのでこのときどうするか、というのはとても大事になってきます。このときに取る行動の根っこにある「思考パターン」これに気付くことは、相当大きいです。それがゲームでわかるってすごいと思いませんか?
人生でもやってる無意識のパターン
人の思考や選択、行動は「仕事の面だけ」「人間関係だけ」とわかれているわけではなくて、パターン化されています。
なので、仕事だろうが人間関係だろうが、結局失敗するときのパターンは同じです。正確に言うと、失敗したときの根っこにあるパターンが同じです。
私で言うと、思ったようにいかなくなると考えることを放棄する。イヤになって面倒になって適当にやる、当然うまくいかない…これが私のパターンでした。
それに気付いて、まずゲームでピンチにおちいっても、イヤになる気持ちにしっかり向き合い、それでも丁寧に考えてひとつひとつの選択をすることにしました。そしたら倒産しなくなりました!
そして今はそれを人生でも実践中です。思い通りにいかなかったとき、考えを放棄しない。そこに意識的になることで確実に変化は起きています。
人は顕在意識が3%で、残りの97%が無意識だと言われています。うまくいかないことを顕在意識でなんとかしようと思っても難しいのはそれが理由です。その無意識にあるものにいかに気が付いていくか、これが経営に限らずですが人生を楽しく拡げていく、思い通りに続けるコツです。
小さなことの積み重ね
今日書いた私のエピソードはとても地味で「なんだそんなこと」と思われるでしょう。
でも、変化って「ただイメージしていたら、ある日突然お金持ちになって、スタイル抜群の美人になってダンナが王子様になって…」というものではありません。
自分に向き合って、自分の内側になにがあるのかを感じて、無意識のパターンに気付いて変えていく。その変化は小さなもので十分。(というか小さくないとできない)その積み重ねによって大きな変化につながる、というシンプルなものです。
経営にかぎらず、人生を変えたい、うまくいっていない、行き詰まっていると感じている方、一度経営ゲームを受けてください。
ゲームとあなどることなかれ!自分を写す鏡となり、人生を変えるきっかけになります。
まずは初級からどうぞ